参考資料

私たちには（山岸　徹・山岸　美代子）の60年以上に渡る個人的体験があります。その行動は研究者の論文とも合致します。ローナ・ウイング、ウタ・フリス、サイモン・バロン＝コーエン等の論文は別に記載しています。研究論文が先か個人的体験談が先か。論文、講演会で公表済みのモノですがぜひお読みください。

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自閉症と発達障害研究の進歩　2004/Vol.8　

星和書店

第Ⅲ部　自閉症をめぐる現状

17　当事者の声〈Ⅷ〉　切れないスイッチ‥‥p285

内山　登紀夫、山岸　美代子

自閉症だとしても、自閉症と無関係に一生を幸せに過ごす。それこそが本来あるべき姿だと思います。社会に出て壊れた私たち夫婦は、自閉症と言う診断によって救われ何とか生きる道を見つけ出しました。その過程です。

第Ⅱ部　自閉症における対人的表現型の定義と定量化

13　自閉症における対人的表現型の定義と定量化‥‥p212

「ほら、アレ見てアレ」「何ドレ？」子供に見るようにうながしても伝わらなくてヤキモキした事ありませんか？そのヤキモキの原因を見事に論文化しています。視点を安価に可視化できる今、この論文を深化させる研究者が出て来ない事が不思議で堪りません。

自閉症カンファレンスNIPPON　2002

朝日新聞厚生文化事業団

第11分科会「本人」201会議場‥‥‥‥p183

「彼女が会社を止（や）めるとき」山岸　徹　p184

さほど不満も漏らさず会社勤めを続ける妻。会社をクビになった後もこの文章を読むまでは、妻がこれほど理不尽な扱いを受けていた事を知りませんでした。アスペルガーの子供が社会に出るとき、こんな扱いを受けた仲間がいたんだと知ってください。

　　　

「彼を会社に連れてって」山岸美代子p188

いまだに理解出来ない「江ノ島事件」私の身に起きた出来事を妻が解説してくれました。読むと如何にも自閉症者の身に起きそうな出来事。何かの参考になるかもしれません。是非お読みください。

　　　

「学校の怪談」　講演　山岸　美代子

不思議な出来事　しかし全て現実。私たち自閉症者（アスペルガー症候群）が日常生活しているだけで、奇妙な出来事が身の回りに起きます。その実例をショートショートにまとめて発表しました。

　　　

「心中事件に寄せて」　講演　山岸　徹

講演予定前に、自閉症の子供を持つ親がネットを読み将来を悲観して心中したと言う事件が起きました。急遽内容を差し替えて、ネットに蔓延するガセネタを含め警鐘を鳴らします。

　　　

都通研　東京都通所作業所研修会

2004年　７月８日　第２回研修会　

講演冊子「つきまとう影」　山岸　美代子

この文章は非常に難解で理解をするには相当の労力と深い読解力を必要とします。それはまるで難解な数式のよう。その流れと基本法則さえ理解していれば、時間さえ掛ければ必ず結論に辿り着きますし、常に同じ答えが出ます。自閉症者による文章は一つの言葉に一つの意味。含みも気持ちも入らず結論まで一直線。非常に数式的で、数学者理論物理学者と自閉症の親和性が高いと言うのも頷けます。

是非挑戦してみてください。

　　

講演　「SAMって知ってますか」　山岸　徹

現代の自閉症診断の礎　ローナ・ウイングの自閉症スペクトル　その裏付けになったマインドブラインドネスの理論。これを全て理解するのはやっかいですが、最もキモになるのがその中のSAM。この部分を知ると自閉症に対する見方、理解が180°変わります。

是非挑戦してみてください。

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